テスラ蓄電パワーウォールのメリット・デメリット | 設置施工費用が高い?

割安だと言われているテスラ製蓄電池パワーウォール。このメリット・デメリットを国内メーカー製蓄電池と比較しながら解説します。

パワーウォールのメリット

圧倒的な低価格

パワーウォールの最大の強みは、価格が安い点です。パワーウォールと同等の容量を持つ国内メーカー製蓄電池の設置費用は200万円を超えることが珍しくありません。それに対しテスラのパワーウォールは「コミコミ」の価格で180万円前後と、国内メーカー製と比べて1~2割以上は安い費用で導入することが出来ます。

パワーウォールのデメリット

補助金の対象外となるケースがある

パワーウォールは日本の基準(JIS基準)を満たしていないため、国や自治体の補助金を利用出来ないことが多いです。国内メーカー製の蓄電池であれば多くの場合、補助金を受けることが出来るため価格差は本体価格の差と比べて小さくなる場合があります。

容量が大きい

パワーウォールの容量は13.5khW、また最大10台まで接続することが出来る仕様です。

13.5kWhという容量は、日本で普及している家庭用蓄電池としては容量が大きい部類に入ります。一般家庭の丸一日分の電力使用量と同等です。

停電が長期化する場合を想定すると容量が大きい方がメリットがあるといえますが、一方で太陽光発電の余剰電力の蓄電、あるいは深夜電力の充放電と考えると13.5kWhという容量は日本の一般家庭には「やや大きい」と言えます。

設置費用の工事費の負担感が大きい

パワーウォールの本体価格は税込み120万円程度、それに対し認定施工業者の設置費用(工事費)は50万円以上となる場合が多いです。

「コミコミ」でも国内メーカー製蓄電池と比べてお手頃な価格ではありますが、工事費の負担感が大きいことは否めません。

施工業者が限定される

Powerwallの販売・施工はテスラモーターズジャパンの認定施工企業が行います。家庭用蓄電池は複雑な流通ルートが最終価格を押し上げているとの指摘があり、パワーウォールのシンプルな流通経路は価格面でのメリットの源泉の一つとも言えますが、付き合いのある工事業者を選ぶことが出来ない点にデメリットを感じる方もいるでしょう。

関東地方では横浜環境デザインが認定施工業者に指定されています。