青汁王子の「でんき0」の知っておくべきデメリットとリスク

青汁王子こと三崎優太氏が打ち出した電力サービス「でんき0」は、「電気代0円」という分かりやすいキャッチコピーで注目を集めています。
ただし、仕組みを理解しないまま契約すると、期待したほどのメリットを得られない可能性があります。

この記事では、でんき0の内容をできるだけ簡潔に整理し、「何が得で、何に注意すべきか」を分かりやすく解説します。

でんき0はどんなサービスなのか

でんき0は、電気の供給だけでなく、太陽光発電・売電・蓄電池などを組み合わせて電気代の負担を減らすことを目的としたサービスです。

再エネ賦課金や託送料金が年々上がる中で、「電気代を限りなくゼロに近づける」というコンセプト自体は魅力的に映ります。しかし、実際には複数のサービスを組み合わせることで成り立つ仕組みであり、誰でも電気代がゼロになるわけではありません。

「電気代0円」は現実的なのか

結論から言うと、一般家庭で電気代が完全にゼロになる可能性は低いと考えられます。

太陽光発電で自家消費を増やしたとしても、夜間や天候の悪い日は電力会社から電気を購入する必要があります。また、再エネ賦課金や基本料金がゼロになるわけではありません。

「0円」という表現は、あくまで理想的な状態を示した目標に近いものと理解しておくべきでしょう。

電気料金プランで気をつけたい点

家庭向けの電気供給サービスでは、毎日12時〜13時の電気代が無料になるとされています。

一見お得に見えますが、実際の安さは燃料費調整単価や料金設計によって左右されます。無料時間を考慮しても、大手電力より必ず安くなるとは限りません。

また、オール電化住宅向けの専用プランが確認できない点も注意点です。オール電化住宅で一般的な従量電灯プランを使うと、電気代が割高になるケースがあります。

記事執筆時点では電気料金の詳細が公表されていないため、詳細は不要です。新電力比較サイトなどで料金を確認してください。

関連記事:安い電力会社はココ 地域別電気料金一括比較表 | 新電力比較サイト

売電サービスのメリットと落とし穴

でんき0では、FIT制度を使わずに20年間売電できるサービスを用意しています。初期の売電単価は高めに設定されており、短期的には魅力的に見えます。

ただし、FITを使わない太陽光発電は、後から国の制度に切り替えることができません。万が一、サービス内容が変わった場合の逃げ道が少ない点はリスクと言えます。

また、売電単価を上げるために蓄電池の導入が推奨されていますが、日本では蓄電池は「元が取れない」とされるケースが多く、経済性の面では慎重な判断が必要です。

卒FIT向けサービスは本当に有利か

卒FIT向けの売電サービスも提供されていますが、こちらは蓄電池の導入が条件となっています。

買取価格自体は卒FITの相場と大きく変わらず、蓄電池の高額な初期費用を考えると、トータルで得をするケースは限られます。売電先を切り替えるだけで済む他社サービスと比較することが重要です。

関連記事:卒FIT太陽光発電の余剰電力の売電価格の一覧比較表

比較的分かりやすい環境価値買取

環境価値買取サービスは、自家消費した電気に対して少額ながら対価が支払われる仕組みです。

金額は小さいものの、仕組みがシンプルで、蓄電池なしでも利用できるのであれば検討しやすいサービスと言えます。

まとめ

でんき0は、話題性のあるサービスですが、「電気代0円」という言葉だけで判断するとリスクがあります。

特に注意したいのは、蓄電池の経済性と20年という長期前提の契約です。太陽光発電のみであれば検討の余地がある場合もありますが、蓄電池まで含めると費用対効果が合わなくなる可能性が高くなります。

メリットだけでなく、デメリットとリスクを理解したうえで、自分の家庭に本当に合っているかを見極めることが重要です。