2022年10月から大幅に値上げされる東京電力の電化上手。電化上手よりも安いプランに乗り換えたい人のために、おすすめの料金プランを一つだけ紹介します。
電化上手の値上げの概要
値上げ幅は年間1万円以上にのぼる
今回の値上げにより、深夜料金単価が大幅に値上げ。また5時間通電機器割引と通電制御型夜間蓄熱式機器割引が「廃止」されます。昼間の料金単価は値下げされますが、平均的なオール電化住宅で年間1万円前後の値上げとなるでしょう。
特に、太陽光発電を設置していて昼間の買電量が少ない場合により一層値上げ率が高くなります。
値上げされる理由は「原発」
大幅に値上げされる理由は、原発です。
東電は2011年3月に原発事故を起こし、以来原発の再稼働は認められていません。原発は電気の需要に関係なく、発電量を一定に保って発電を行うため、原発が稼働していると夜間に電気が余りがちです。今は原発が止まり、代わりに発電量の調節がかんたんに出来る火力発電が主力なので、夜間に電気が余りにくくなっています。
東電にとって、電化上手の料金設定では赤字となってしまうため、2016年をもって電化上手の新規契約は中止に。そして既存契約者に対しても値上げを行うこととなりました。
今後、2011年以前のように原発が稼働すれば再び値下げが実現する可能性もありますが、あれだけの原発事故を起こした東電に原発の再稼働が認められるには相当高いハードルがあり、実現はほぼ不可能と言えます。
電化上手より安い料金プラン
残念ながらオール電化プランの提供を終了する新電力が相次いでおり、電化上手より安いと言える新電力のオール電化プランは現在無いと言える状況です。電化上手を契約している方は電化上手を使い続けることをおすすめします(解約すると再契約できない)