2019年の日本で現在稼働中の原発の一覧と発電量の合計

現在稼働中の原子力発電所の一覧

日本国内で稼働中の原子力発電の一覧 現在稼働中の原発はいずれも西日本に立地する加圧水型原子炉(PWR)と呼ばれるタイプです。東日本に多い沸騰水型原子炉(BWR)は事故を起こした福島第一原発と同タイプであるため、再稼働が難航しています。

関西電力

大飯発電所の3・4号機と、高浜発電所の3・4号機が稼働しています。いずれも福井県内に立地する原子力発電所です。

2018年度実績の電源構成では、関西電力の販売電力量の19%を原子力発電が占めています。

四国電力

愛媛県伊方町に立地する伊方発電所の3号機が稼働しています。

2018年度実績の電源構成では、四国電力の販売電力量の11%を原子力発電が占めています。

九州電力

佐賀県玄海町に立地する玄海原子力発電所の3・4号機と、鹿児島県薩摩川内市に立地する川内原子力発電所1・2号機が稼働しています。

2018年度実績の電源構成では、34%を原子力発電が占めています。

原子力発電による発電量の合計

資源エネルギー庁の電力統計(2019年7月)では、原子力発電の発電量の合計は5166717000kWhでした。一般家庭(280kWh)に換算した場合、1845万世帯分に相当します。

将来の稼働計画は

日本政府は2018年に示したエネルギー基本計画の中で、2030年時点の電源構成に占める原発の割合を20~22%としています。

ですが安全対策の遅れや、関電の金銭授受問題などによりその達成は難しいとの見方が広がっています。