ソフトバンクがサービスを開始したソフトバンクガス powerd by Tepco このサービスは他社と比較して優れているといえるのか、他社サービスと徹底比較で分析します!
ソフトバンクガスとは
東電がガスを供給する
powerd by TEPCOの名のとおり、ソフトバンクは東電がガスの供給や点検などの業務を行います。
東電は都市ガスの販売に力を入れており、ガス自由化以来グループ全体で200万件の契約を獲得しています。東京ガスに電気の契約をそれ以上に奪われており、激しい競争を繰り広げています。
供給エリアは「東京ガスのエリア」だけ
ソフトバンクでんきは全国展開していますし、またソフトバンクのスマホももちろん全国で繋がります。ですがソフトバンクガスのサービス提供は「東京ガス」の都市ガスエリアのみとなっています。
他社では大阪ガスや東邦ガスのエリアにも対応している例が多いですが、ソフトバンクガスはサービス開始時点では関東のみの対応です。対応エリアは今後拡大していくとみられます。
料金は東京ガスより「3%安」
ソフトバンクガスは東京ガスのベーシックなメニューである「一般料金」と比較して、使用量に関係なく3%安くなる料金体系です。世帯人数ごとの平均使用量での試算を紹介します。
世帯人数・使用量 | 年間削減額 |
---|---|
1人・17月m3 | 1165円 |
2人・月31m3 | 1838円 |
3人・月39m3 | 2215円 |
4人・月40m3 | 2262円 |
ソフトバンクでんきとのセット契約が必要
ソフトバンクガスを利用するには、ソフトバンクでんきの契約が必要です。
ソフトバンクガスの評価・評判
新規参入のガス会社の中では「割高」な料金設定
ソフトバンクガスの料金設定は、東京ガスエリアのガス会社の中でも「やや割高」です。
例えばエルピオ都市ガスは2人世帯の平均使用量では東京ガスより年間2895円安くなります。ソフトバンクガスより年間1000円安いです。その上、公式サイトからの申込みで更にガス料金が1万円割引になる特典があります。
解約違約金にも要注意
ソフトバンクガスの解約では解約違約金などは掛かりません。注意すべきは電気の解約です。
まず、ソフトバンクでんきを解約するには550円の解約事務手数料が掛かります。これは契約している期間に関係無く掛かる費用です。
それに加え、「おうちでんき ガスセット割」を適用した場合、2年以内に解約すると5500円の契約解除料が掛かります。電気代はその分、通常よりも安くなりますが、5500円という解約金は電力自由化で参入した新電力会社の中でも「高い」設定です。
一人暮らしなら「アリ」
ここまでデメリットばかり挙げてきましたが、一人暮らしの人にはソフトバンクでんき・ガスの契約はおすすめです。
ソフトバンクでんきはソフトバンクの通信回線(ネット、固定回線)とのセット割引があり、1回線ごとに月110円の割引が適用されます。この割引を含めると、ソフトバンクでんきは一人暮らし世帯の平均使用量では他社と比較してもかなり安い料金設定です。解約金がある 「おうちでんき ガスセット割」 にすると更にバク安です。
ガス代に関しては他に更に安いガス会社もありますが、一人暮らしのもともとのガス代が高くないので、年間の差額で見ると差は微々たるものです。キャッシュバックが欲しい人はエルピオ都市ガスやレモンガスを契約すると、数千円~1万円のキャッシュバックがあり、またガス代もソフトバンクガスより安いのでおすすめです。