カブアンドガスのメリット・デメリット | 前評判は?

前澤友作氏が立ち上げたカブ&ピースがガスの販売を開始します。そのメリット・デメリットを解説します。

カブアンドガスのメリット

未公開株がもらえて「儲かる」可能性がある

カブアンドのサービスを利用すると、利用実績に応じて「株引換券」がもらえます。ガスの利用はガス代の1%(有料会員は2%)です。その株引換券を前澤友作氏が経営するカブ&ピース社の株式(種類株式)に交換することができます。サービスを利用することで「株主」になれるのがカブアンドのメリットと言えます。

もらった株式は、会社の価値が向上すると値上がりする場合があります。値上がり益で「儲かる」可能性がある点が、ポイントを付与するサービスとの最大の違いと言えます。

解約違約金・初期費用が無い

カブアンドガスは初期費用や解約違約金がありません。気軽に申し込んで気軽に解約することができる点はメリットといえるでしょう。

カブアンドガスのデメリット・注意点

もらった未公開株が「値下がり」するリスクがある

ポイントであれば予め決められたレート(例えば1P=1円)で利用することが出来ますが、株式の価値は会社の価値が変動するのに伴い、変動します。

仮に会社が倒産した場合などには、株式の価値はゼロになります。値上がりを期待して保有していても、逆に値下がりするリスクもある点がポイント付与との違いと言えます。ポイントも発行会社が倒産した場合、消滅することがありますが株式とは違い短期での保有・利用するケースが多いでしょう。保有を続けるリスクはポイントよりも大きいと言えます。

新規契約で一定期間後に数千円分以上の割引を受けられるエルピオ都市ガスの方がリスクは低いと言えます。

関連記事:エルピオ都市ガスのメリット・デメリット

ガス代が「安くない」 割高になるケースも

カブアンドガスのガス料金は、各地域の大手ガスの「一般料金」と同額です。世帯人数ごとの平均的な使用条件で試算した結果は以下のとおり。

お得率と年間節約額1人
月17m3
2人
月31m3
3人
月39m3
4人
月40m3
東京ガスのエリア0%
0円
0%
0円
0%
0円
0%
0円
東邦ガスのエリア0%
0円
0%
0円
0%
0円
0%
0円
大阪ガスのエリア0%
0円
0%
0円
0%
0円
0%
0円
西部ガスのエリア0%
0円
0%
0円
0%
0円
0%
0円

ガス代の節約メリットはありません。例えばエルピオ都市ガスの場合、東京ガスエリアで3人世帯だと年間3500円程度、ガス代が安くなります。割安なガス会社と比較するとカブアンドガスのガス代は「割高」です。

一方、ガスの床暖房やガス暖房、ガス浴室乾燥機などを設置している家庭では、地域の大手ガス会社からカブアンドガスに切り替えると割高になるケースが多いです。こうした特別なガス機器がある住宅にお住まいの場合は特に注意が必要です。

利用できない人が多い 対応エリアが限られる

カブアンドガスは東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガスの都市ガスの供給エリアに対応しています。それ以外のガス会社の供給エリアや、プロパンガスをお使いの方は利用できません。