高いこともあるキューエネスでんきのメリット・デメリット | 電気代を確認!

キューエネスでんきは電気代が本当に高いのか、キューエネスが独自に設定している電源調達調整費を含めた料金試算をもとに評価します!

キューエネスでんきとは

まずはキューエネスでんきとはどのようなサービスなのか、概要を解説します。

韓国資本の電力会社

キューエネスでんきは韓国資本の電力会社です。

火薬の製造会社として1952年に創業した韓国火薬をルーツにもつハンファグループの日本法人の電力会社です。ハンファは化学製品の製造を手掛けるほか、ハンファQセルズという太陽光発電設備を手掛けています。ハンファQセルズはもともとはドイツ企業だったQセルズをハンファが買収した会社です。

なお、キューエネスでんきは2022年までジニーエナジーという社名で活動していました。ジニーエナジーは米国系の新電力でしたが、ハンファグループが買収し2022年に社名やサービス名を変更しています。

キューエネスでんきのメリット

実質再エネ100%の電気を供給

キューエネスでんきは非化石証書(再エネ指定)を利用し実質再生可能エネルギー100%の電気を供給しています。環境負荷が小さな電気を使いたい人に最適な電力会社といえます。

場合によっては電気代が安くなることも

キューエネスでんきは使用条件・時期によっては大手電力会社の主要な料金メニューよりも電気代が安くなる場合があります。例えば2024年3月分の調整単価を含んだ料金試算を紹介します。

30A契約
300kWh使用
キューエネスでんき
Q100AMP
大手電力会社
従量電灯
関西電力エリア7601円7866円
中部電力エリア8934円9472円

「電気代が高い」といったSNSなどでの投稿が目立つキューエネスでんきですが、条件や時期によっては電気代が安くなることもあります。

キューエネスでんきのデメリット

電気代が高い場合も多い

電気代が高いと言われるキューエネスでんきですが、実際に電気代が高くなる場合があります。2024年3月分の調整単価を含んだ料金試算を紹介します。

30A契約
300kWh使用
キューエネスでんき
Q100AMP
大手電力会社
従量電灯
北海道電力エリア16185円11863円
東京電力エリア10574円9760円
中国電力エリア13307円9445円

2024年3月分の調整単価を含んだ料金試算では、このように大手電力会社よりも大幅に電気代が高い地域が複数存在することが分かります。

一人暮らしだと電気代が高くなりやすい

キューエネスでんきは電気の使用量をとわず料金単価が一定です(月ごとに変動) 一方、大手電力会社などの主要な料金メニューでは、電気を使う量が少ないと安い料金単価が適用される料金体系を採用しています。

こうしたキューエネスでんきの料金体系は電気を多く使う戸建て世帯やファミリー世帯にメリットがありますが、逆に一人暮らしや共働きの二人暮らし世帯では相対的にデメリットが大きくなりやすいです。

参考までに、一人暮らしの平均的な電気の使用条件で電気代を比較します(2024年3月分調整単価)

30A契約
300kWh使用
キューエネスでんき
Q100AMP
大手電力会社
従量電灯
東京電力エリア5954円5137円
関西電力エリア4181円4093円

300kWhの試算では大手電力会社より安かった関西電力エリアでも、キューエネスでんきの方が高くなりました。

一人暮らしの方にはキューエネスでんきは適していないと言えます。

電源調達調整費にはリスクも

キューエネスでんきは電源調達調整費という独自の料金項目を採用しています。大手電力会社では燃料の輸入価格の変動を電気代に転嫁する燃料費調整額を採用していますが、キューエネスでんきの電源調達調整費はこれとは全く異なる値動きをします。

具体的なリスクは以下のとおり。

  • 価格変動が大きい
  • 計算方法が不透明

例えば東京電力エリアの2024年3月のキューエネスでんきの電源調達調整費は-8円ですが、翌月の2024年4月は0円となっており、電気代がひと月で2400円も変動することになります(300kWh使う場合)

また、通常の燃料費調整額は計算式が公表されており、計算に使用する数字も公表されているものです。それに対しキューエネスでんきの調整費は計算方法が公表されていないため、不明瞭です。