大阪ガスの新生活応援プランにはデメリットもある!関電と比較したメリットも

大阪ガスの「新生活応援プラン」のメリット・デメリットを、大阪ガスの他の電気料金プランや関西電力と比較しながら説明します。

新生活応援プランのメリット

新生活応援プランのメリットをまとめます。

3000円分のクーポンがもらえる

新生活応援プランを契約し、ウェブ会員サイトのマイ大阪ガスとスマイLINK(大阪ガスが運営しているサイト)に登録することで3000円分のスマイLINKのクーポンがもらえます。会員登録は無料、会費などもありません。

スマイLINKは通販サイトのようなサイトで、こだわりのグルメなどの商品が購入できるサイトです。例えばお米やお酒などが購入できます。3000円以下で買える商品も多数あるので、3000円分のクーポンがもらえると選ぶ楽しみがあると思います。

解約違約金や初期費用が無い

新生活応援プランには初期費用や解約違約金などがありません。短期間で解約することになっても、特に費用が発生しないので何か不満や不都合がある場合はすぐに他の電力会社に躊躇なく切り替えることが出来ます。

新生活応援プランのデメリット

続いて、新生活応援プランのデメリットをまとめます。

大阪ガスの従来プランよりも電気代が高い

新生活応援プランは、大阪ガスの「ベースプラン」と比べて電気代が高いという事実があります。

例えば一人暮らし世帯の平均使用量(1ヶ月150kWh)の場合、新生活応援プランはベースプランA-Gと比べて月100円程度高いです。2人世帯の平均使用量(1ヶ月260kWh)でも同じようにベースプランA-Gより月240円程度高いです。たくさん電気を使う世帯も、あまり使わない世帯も毎月の電気代で比べると新生活応援プランよりも「ベースプランA-G」(ガスとセット契約のプラン)や「ベースプランA」(電気だけで契約できるプラン)の方が電気代が安いです。

とはいえ、ベースプランには無いスマイLINKの3000円クーポンが付いているので、例えば1人暮らし世帯なら2年以上は新生活応援プランがベースプランA-Gよりお得ですし、2人世帯でも当初1年間は新生活応援応援プランの方がお得になる計算です。

関西電力の従量電灯Aよりも高い(2024年現在)

燃料価格の変動を電気代に転嫁する「燃料費調整額」という料金項目があります。大阪ガスは新生活応援応援プランを含め、関西電力と同じ計算式で燃料費調整額を計算しています。

ですが関西電力の「従量電灯A」の燃料費調整額には上限が設定されているのに対し、大阪ガスや関西電力の「なっトクでんき」にはその上限がありません。大阪ガスも以前は燃料費調整に上限を設定していたのですが、2022年に上限を廃止しました。

その影響で現在、大阪ガスの電気は新生活応援プランも他のプランも含め、関西電力の従量電灯Aよりも電気代が高くなってしまっています。