「タダ電」は実は高い?メリット・デメリットを解説 | 電気代1万円引き

エスエナジーの「タダ電」が電気代1万円引きで注目を集めています。しかし注意すべき点も。使い方によっては電気代が大幅に高くなるケースもあります。

タダ電のメリット

電気をあまり使わないなら安い

タダ電は電気代が毎月1万円まで無料になるというこれまでにない料金体系です。

「1万円」というのは大手電力の電気代から1万円が値引きされるという話ではなく、タダ電の料金体系から1万円が値引きされるという意味なので誤解が無いよう注意が必要ですが、とはいえタダ電は多くの一人暮らしの方がお得に使うことができます。

タダ電の電気代は1kWh使うごとに65円が課金される料金体系です(基本料金は無い) この単価は大手電力会社の約2倍と、実はかなり高く設定されています。ですが1万円の値引きがあるので、電気をあまり多く使わない場合は、電気代が安いです(あるいはタダ)

燃料費調整単価によっても変動しますが、月の使用量が約150kWh程度までは電気代が無料になる計算です。一人暮らしの電気の使用量の平均が150~200kWhと言われているので、一人暮らしの方にメリットがあると言えます。

解約金や契約事務手数料が無い

タダ電は解約金や契約事務手数料などの初期費用がありません。他の電力会社では3000円程度の解約金が発生してしまう場合もあるので、解約金等が無いタダ電は契約しやすいと思います。

タダ電のデメリット

一定以上使うと割引を考慮しても割高

タダ電は1万円の値引きが毎月ある一方、電気の単価は大手電力の約2倍と高額です。なので電気をたくさん使うと、割高になっていきます。

戸建住宅にお住まいの方や、集合住宅でも3人以上でお住まいの場合はタダ電は大手電力よりも電気代が高くなりやすいです。4人世帯の平均的な使用条件で試算すると、一ヶ月で5000円以上割高になる地域もあるので注意してください(割引を考慮してもタダ電が高い)