月平均3千円前後と言われる一人暮らしの電気代。その電気代を削減できるおすすめの電力会社をご紹介します。
地域ごとに違う「安い」電力会社
電気料金プランは地域によって様々。各地域で安い電力会社は異なります。1人暮らし世帯の平均使用量(20A契約で月170kWhの電力を使う)で安い電力会社を地域ごとに紹介します。
中部・東北・北陸・九州で安いENEOSでんき
中部、東北、北陸、九州エリアの一人暮らしのお家では、ENEOSでんきが安いです。他社では2%程度しか安くならないですが、ENEOSでんきでは3%前後安くなります。
更にマイカーがある場合は給油もリッター1円安くなる特典が付きます。
関東で最安水準の東京ガス
関東では東京ガスの電気が最安水準です。電気だけで契約する場合は東京電力より3.1%・年間で1565円、東京ガスのガスとセット契約にすると東京電力より3.5%・年間1812円安い料金プランです。初期費用や解約違約金もありません。
東京ガスは関東の新電力としては契約件数ナンバーワン、200万件以上に電力を供給しています。2人暮らし以上の世帯ではそれほど安くありませんが、一人暮らしでは最安水準の料金プランです。電気だけでも契約できます。
関西・中国地方で安いシンエナジー
関西電力と中国電力のエリアでは、シンエナジーがおすすめ。一人暮らし世帯の場合、関電や中国電力とくらべて平均5%前後電気代が安いです。
他社でも2~3%削減に留まるところが多い中、シンエナジーは大幅に安いです。
解約する時の違約金などもありません。
四国では新日本エネルギー
四国では新日本エネルギーの「おうち時間応援プラン」が最安です。四国電力と比べて約12%、年間で5800円の節約が可能です。
ウェブからの申込みに限り、解約違約金も掛からないキャンペーンを実施しています。
北海道では北海道ガス
北海道の新電力としては北海道ガスが安いです。ガスとのセット契約は特に安いですが、電気だけで契約しても北電とくらべて3%前後安い料金プランです。
沖縄でも安いシンエナジー
沖縄ではシンエナジーが安いです。他社では沖電とくらべて1%程度しか安くならないですが、シンエナジーは3%前後削減できます。
解約違約金もありません。
一人暮らしで電力会社を乗り換える時に気をつけるべきこと
一人暮らしの人が電力会社を乗り換えるときに注意すべき点があります。
新電力は電気代が高くなることもある
上で紹介した会社は、大手電力よりも電気代が安くなるものです。ですが新電力の中には大手電力よりも電気代が高くなるものも少なくありません。
日本の電力会社は3段階制といって電気を使う量が多くなるほど電気代の単価が値上がりする料金体系をとっています。一人暮らしは電気をあまり使わないため、もともとの電気代が安くおさえられています。新電力もそこに踏み込んで値下げすることが難しい現実があります。
クレジットカードでしか払えないところも
口座引き落としやコンビニ払いで電気代を払っている人も多いと思いますが、新電力ではクレジットカード払いしか対応していないところも多いです。特にコンビニ払い出来るところはとても少なく、対応していても1回ごとに手数料が掛かるものが多く、手数料を払うとかえって損になってしまいます。