
2022年春にサービスが開始した「ドコモでんき」 そのメリット・デメリットを全解説します!
ドコモでんきとは何か
2022年3月開始
ドコモでんきは2022年3月に開始した電力供給サービスです。
auはauでんきを、ソフトバンクはソフトバンクでんきを2016年から提供していました。大手キャリアの中ではドコモだけが家庭向けの電力販売を行っていませんでしたが、これで大手4社が出揃う形となります。
なお、ドコモでんきはNTTドコモが契約を募集し、電力の供給は同じNTTグループの新電力であるNTTアノードエナジーが行います。
提供エリアは沖縄・離島除く「全国」
ドコモでんきは沖縄と離島を除く「全国」に対応しています。
ドコモでんきのメリット
他社サービスと比較したドコモでんきのメリットを解説します。
電気代が安い

ドコモでんきBasicの電気料金は東電や関電といった大手電力の標準メニューと同額です。その電気料金に対し、dポイントを還元することで電気代が実質安くなる料金体系です。
ポイントの還元率は以下のとおり。
条件 | 還元率 |
---|---|
ドコモ回線契約者 | 3% |
回線契約が無い人 | 2% |
また、燃料費調整に上限があるので燃料価格が高騰しても安心です。
新規入会で2000ポイントもらえる

2022年9月末までの申込みでdポイントが2000ポイントもらえるキャンペーンを公式サイトで実施しています。
ドコモでんきのデメリット
続いて、ドコモでんきのデメリットを紹介します。
オール電化には対応していない
ドコモでんきにはオール電化住宅用のプランがありません。オール電化住宅でドコモでんきを契約すると、大手電力のオール電化プランを利用した場合よりも電気代が大幅に高くなるおそれがあるので注意してください。
ドコモでんきGreenは大手電力より電気代が高くなることがある
環境配慮型の「Green」はCO2排出量実質ゼロの電力が供給され、環境負荷が小さい反面、電気代は「Basic」よりも高くなることが多いです。
また、特に電気の使用量が少ない家庭では、大手電力よりもドコモでんきGreenの方が電気代が高くなるケースが多いです。安くなるケースもありますが、電気代が高くなってしまうリスクがある点はデメリットと言えます。
Basicに関しては大手電力よりも割安になる料金設定なのでその点、心配いりません。
ガス自由化への参入予定は無し ドコモガスの実現はまだ先
ドコモは現時点においてガス自由化への参入を表明していません。
auはガス自由化に参入した大手電力数社と提携し、「●●ガス for au」というガス料金プランを提供しています。auでんきとセット契約にすることで、ガス代が割安になるセット割引も導入しています。
ドコモでんきにはそのようなガス料金とのセットプランは現時点では導入されていません。